神戸大学V.School
レジリエント社会の構築を牽引する起業家精神育成プログラム

開催概要

学生が本気で考える防災ビジネスアイデア
災害復興や防災・減災は、つらいものでなく、みんなが前向きになるものにするには、どうしたらいい?
いつもの生活が、知らないうちに防災になってたら、すごくない?

◆復興/防災・減災を本気で考える
9月28-30日・10月8-10日・15日に開講した「レジリエント社会の構築を牽引する起業家精神育成プログラム」(通称、レジリエンスプログラム)を受講した神戸大学V.Schoolの学生が、阪神・淡路大震災や東日本大震災についてフィールドワークをして、互いの意見をぶつけて議論し、考えに考えた防災ビジネスアイデアを披露します。

◆自分の知識や経験から本気でフィードバックする
アイデアは所詮アイデア。アイデアを実現するためには、皆さんからのたくさんの本気の意見や批判や助言や提案が必要です。もっともっとすごいアイデアに成長させて、レジリエント社会を実現する足がかりをつくるために、あなたのフィードバックをください!

◆来年はあなたも一緒に本気で考える
来年のレジリエンスプログラムは、社会人も参加できるように計画しています。被災現場を見て、被災者から聞いて、レジリエント社会とは何なのか、どうしたらつくれるのか、何をしたらよいのか、私たちと一緒に考えませんか。

発表内容

山本燿司

企業における備蓄品管理の問題は、備蓄量に比例して業務量が大きくなる「ストック型問題」と、災害時に予測される企業への避難者の質的変化(年齢/性別/宗教/アレルギー)×人数変化への対応という「フロー型問題」の2種類があり、既存の管理サービスは主に「ストック型問題」のみを対象としている。また、資金及び場所の不足を理由に、備蓄そのものが不十分である企業も少なくない。

今案では、ストック&フローの両観点を含んだ備蓄品管理サービスを提供し、かつ、その対象範囲を企業と資本関係(投資/融資/提携先)にある別の企業にも広げた共助支援の基盤を提供する。

堀田ちひろ

神戸大学での授業やボランティア活動を通じて学んだ、被災地での生活の課題を解決するビジネスプランを提案する。
住宅が被災した住民は仮設住宅へ移ることになるが、この仮設住宅では商店が近くにない、近隣住民との交流が減る、時間経過とともに支援が少なくなるなどの問題が発生している。 このような問題を出展者が傾聴活動で実際に聞いたお話・「つぶやき」を通じて紹介し、来場者に災害支援への意識を持っていただくきっかけの一つになることを願っている。

Badur Un Nisa

Do you know what to do at the time of an earthquake or Tsunami? Do you know the nearest evacuation site? Disaster prevention and drills are common knowledge in Japan. Due to language, social, or cultural barriers, many foreigners are unaware of this information. Therefore, A platform is needed to create awareness and improve the situation. Our goal is to establish a community that is prepared and can rely on each other, especially during disasters.
At the booth, we plan to introduce some services for foreigners in Kobe city.

祗園景子
鶴田宏樹

「レジリエント社会の構築を牽引する起業家精神育成プログラム」を紹介。
2019年から毎年開講しているこのプログラムは、神戸大学、東北大学、北海道大学、宮城大学、小樽商科大学が共同開発。これまでに、66名の大学生・社会人が修了し、NPO法人を設立したり、国土交通省へ入省したりして、レジリエント社会の構築に邁進している。
ブースでは、パネルでプログラムの内容を紹介するとともに、VRゴーグルを用いた被災地3D映像フィールドワーク体験をおこなう。

出演者

山本 燿司(やまもと ようじ)

山本 燿司(やまもと ようじ)

神戸大学 経済学部

山口生まれ広島育ち。大学休学中に個人で開発した伝票システムを東京のあるホテルに導入していただき、その後は東京の会社に入社して深層学習モデルの開発・運用などをしていました。復学後は経済学にハマり、博士号まで目指してます。フィリピンで金欠になったり、アメリカで銃事件に巻き込まれそうになったり、東北で財布を無くしたり、トラブルは絶えません。最近は、再発行したての免許証が何処かへ行きました。

堀田 ちひろ(ほったちひろ)

堀田 ちひろ(ほったちひろ)

神戸大学 経済学部

三重県出身。大学進学を期に、神戸だからこそできることを求めて災害ボランティアサークルに入る。その後、発災地でのボランティア活動や阪神・淡路大震災の復興祭の運営、継承活動などに関わってきた。大学4年生現在、大学生活の締めくくりとして卒論のテーマを「災害」に設定したはいいものの、なかなか進捗が生めない。そんなときはアニメとラジオとアイドルから元気をもらって頑張るタイプ。

Nisa Badur un (ニサ バドウル ウン)

Nisa Badur un (ニサ バドウル ウン)

Graduate School of Health Sciences(医学部保健学科)

I was born and raised in Pakistan and have lived in Kobe for the past five years. My hobby is hiking and cooking. My favorite dish is Biryani.
I major in Rehabilitation Sciences and am researching how to improve immunity via hyperbaric oxygen. It is my dream to create a Universal Health care system all over the world.

祗園 景子(ぎおん けいこ)

祗園 景子(ぎおん けいこ)

神戸大学 V.School 

この名前なのに、神戸生まれの神戸育ち、京都と縁もゆかりもない。かつては、遺伝子工学を専門としていて、遺伝子組み換え作物の研究をしていたが、ひょんなことから「デザイン思考のワークショップのファシリテーションをせよ」と上司からミッションを与えられ、ファシリテーターのプロに。神戸弁で上から目線のファシリテーションを得意とする。主食はビールと柿ピー。

鶴田 宏樹(つるたひろき)

鶴田 宏樹(つるたひろき)

神戸大学 V.School 

大阪府交野市生まれ。大阪の人でもあまり知らない交野市で育つ。大学では農学を専攻し、生物化学で学位を取得。現在は価値創造学という学問を切り拓きたく、問題認識と共創の関係について学びを深めている。レジリエントな社会を創る人材を育成するためのプログラムなどの異分野共創型の教育プログラムの開発に従事。そして価値創造に関する教育拠点の形成などに関心をもつ。週末はミュージシャンとして活動。ハードロック、ジャズ、ブルーズなど幅広いジャンルで演奏や作曲を行っている。